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不動産ニュース

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執筆・監修
株式会社Ansera

2026年、新築マンション供給は過去50年で最少へ──港区1〜20億クラスへの影響とオーナー戦略

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0.今日のテーマ:2026年は「新築が極端に少ない年」になる
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不動産経済研究所の予測によると、2026年の首都圏新築マンション供給戸数は約2万3,000戸と、過去50年で最少の水準になる見通しが示されています。
大手デベロッパーのトップも新年の場で「(過去)50年の中で最低の供給量になると言われている」とコメントしており、「新築マンション氷河期」という表現も出てきました。

建設費の高騰、用地不足、職人不足、環境・防災性能への対応など、コスト要因が積み上がるなかで、「高値で売れる都心・高額帯にしか新築が建ちにくい」構造がよりはっきりしてきています。

この記事では、この「供給過去50年最少」のニュースを整理しつつ、港区の1〜2億/2〜5億/5〜20億レンジのマンションオーナーがどう考えるべきかをまとめます。

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1.数字で見る:首都圏新築マンション供給はどこまで減っているか
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首都圏の新築分譲マンション供給は、この数年でじわじわと減少してきました。

2024年:首都圏供給は約2万3,000戸(予測ベース)

2025年:一時的に約2万6,000戸まで戻る見込み

2026年:再び約2万3,000戸へ低下し、過去50年で最少水準



ポイントは、「一時的な不況」ではなく、構造的な要因で供給力そのものが細っていると見られていることです。

さらに、限られた供給のうち、

都区部、とくに23区内のシェアが高まっている

その中でも山手線内側や湾岸、再開発エリアなど、高額帯エリアへの偏りが強まっている


というデータも出ています。

「全体のパイ」は小さくなりつつ、その中で都心・高額帯にさらに寄っていく──これが2026年以降の新築マンション市場の大きな流れです。

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2.なぜここまで供給が減るのか(構造要因)
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供給が過去50年で最少と言われる背景には、いくつかの構造要因があります。

建設コストの高止まり


 鉄筋・コンクリート・設備機器の価格上昇に加え、省エネ・防災・環境対応のために、以前よりも「標準仕様」が高くなっています。

職人不足と工期の長期化


 職人の高齢化と人手不足で、同じ工事をやるにも時間とコストがかかるようになっています。大規模再開発案件に人員が取られることで、通常の分譲マンションの着工が遅れるケースもあります。

用地の枯渇と競争の激化


 都心部では、マンション適地そのものが少なくなってきています。競争入札で土地価格が上がりすぎて、「普通の分譲価格」では採算が合わない土地も増えました。

金利上昇とリスク管理の厳格化


 金利上昇や金融環境の変化を受けて、デベロッパー側も「確実に売り切れる案件」しか立ち上げにくくなっています。結果として、単価の高い都心・高額帯に計画が集中しやすくなります。

この結果、「新築が全体として少ないうえに、その少ない新築が都心・高額帯に集中する」という二重の偏りが生まれています。

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3.供給減で何が起きるか:「価格は下がりづらく、二極化が進む」
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一般的には「供給が減れば価格は下がりづらい」という方向に働きますが、同時に次のような二極化も進みます。

都心ブランドエリア・高額帯


 少ない供給の中で、さらに選別された立地にしか新築が出てこないため、「本当に条件が揃った新築・築浅」は価格が崩れにくい状態が続きやすい。

周辺エリア・商品力に差がある物件


 同じエリアでも、築年数・共用部・管理状態・眺望などで見劣りする物件は、「新築が少ないから何でも上がる」という状況ではなくなり、買い手からシビアに見られるようになっています。

新築供給が減ることで、中古の存在感は確実に高まります。ただしそれは、「築年数に関係なく一律に上がる」という話ではなく、

立地

商品力

ストックとしての管理・修繕の質


で評価が分かれるフェーズに入っている、という意味合いが強くなります。

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4.港区1〜2億レンジへの影響:新築の代わりに「築浅・良質中古」が主戦場に
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1〜2億レンジ(おおむね50〜80㎡)の港区マンションは、実需+将来賃貸化を見据えた層が厚いゾーンです。

このレンジでは、

建設費高騰によって、新築で「1〜1.5億円・70㎡前後」の商品を作ること自体が難しくなっている

その代わり、築浅〜築10〜15年程度の良質な中古に実需の買いが集まりやすい


という動きが今後さらに強まりそうです。

オーナー目線では、

駅距離・眺望・間取りが揃った70㎡前後の住戸

管理状態が良く、修繕計画がしっかりしている物件


であれば、「新築の代わりの選択肢」として評価されやすくなります。

逆に、

中途半端な広さや使いづらい間取り

共用部・エントランスのグレード感が見劣りする物件


は、価格の伸び方や出口のスピードに差がつきやすくなっていくと考えられます。

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5.港区2〜5億レンジへの影響:「限られた新築」とのポジション争い
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2〜5億レンジ(50〜80㎡のハイスペック〜100㎡弱)の帯は、今回の「都心・高額帯偏重」の影響を最も強く受けるゾーンです。

新築側


 再開発エリアやタワープロジェクトで、2〜5億レンジの住戸が集中的に供給されるが、絶対数は多くない。

中古側


 麻布台ヒルズ、三田ガーデンヒルズ、白金高輪・虎ノ門のプレミアムレジデンスなど、「既にブランドが確立した築浅ストック」が強い。

この帯のオーナーにとって重要なのは、

自分の物件が、今後出てくる新築(再開発タワー)と比べてどんなポジションにあるのか

「価格」ではなく「ストーリー」で選ばれる物件になっているか


を客観的に整理することです。

例えば、

眺望が抜けているフロア

希少な間取り(角住戸・ワイドスパン・メゾネット等)

駐車場やトランクルームの権利


など、「ここでなければ」という要素をどれだけ持てているかで、今後の値持ちや流動性が変わってきます。

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6.港区5〜20億レンジへの影響:供給減はむしろ「希少性の裏付け」に
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5〜20億レンジ(100㎡超〜ペントハウス級)の帯は、もともと供給自体が少なく、「一点物」が中心の世界です。

今後の新築供給が限定的になる

大規模再開発以外で、このクラスの新築を作るのが難しくなる


という流れは、既存ストックの希少性を裏付ける方向に働きます。

この帯では、

利回りではなく「代替不可能性」で評価される

新築と築浅の差よりも、「眺望・フロアポジション・レイアウト・サービス」の差が大きい


という性質が強いため、「供給過去50年最少」というニュースは、むしろ「今持っている資産の希少性」を意識するきっかけと言えます。

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7.「新築か中古か」ではなく「どの中古か」を問われる時代へ
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新築供給が大きく減ることで、資金はますます中古市場に向かいやすくなります。
ただし、それは「築年数が古くても必ず上がる」という意味ではありません。

問われるのは、

どのエリアか(港区の中でもどの街か)

どの建物か(ブランド・管理・共用部の質)

どの住戸か(階数・向き・眺望・間取り)


という三層構造です。

特に港区では、

駅に近いだけの物件

ブランド力や街のストーリーが弱い物件


よりも、

街の成熟度や国際性、再開発のストーリーを持つエリア

長期的に「住みたい」と思われ続けるマンション


に、資金と需要が集中していく流れが強くなると考えられます。

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8.港区オーナーがいま整理しておきたいこと
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最後に、「供給過去50年最少」というニュースを前提に、港区オーナーが整理しておきたいポイントをまとめます。

自分の物件の「3つの立ち位置」を棚卸しする


 1)港区の中でのエリアポジション
 2)同エリア内での建物ポジション
 3)建物内での住戸ポジション(階数・向き・眺望・間取り)

1〜2億/2〜5億/5〜20億で出口戦略を分けて考える


 1〜2億:実需+賃貸の両面シナリオを数字で試算
 2〜5億:ターゲット像を明確にし、「誰に」「どんなストーリーで」売るのかを設計
 5〜20億:一点物としての売り方・貸し方、水面下でのマッチングを含めて戦略を組む

「いま売るか、貸して持つか」を数字で比較しておく


 査定価格・売却諸費用・賃料・管理費・税金などを一度テーブルに並べ、「売却」「賃貸」「保有継続」それぞれのキャッシュフローとリスクを見える化しておくことが重要です。

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9.まとめ:新築供給氷河期と、港区マンションの向き合い方
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2026年、首都圏の新築マンション供給は過去50年で最少水準になる見通しです。
建設費高騰と用地不足の中で、少ない新築が都心・高額帯に集中し、新築はますます「特別な存在」になっていきます。

一方で、港区の既存ストックは、

適切なエリア・建物・住戸であれば、新築の代わりとなる選択肢として評価される

条件が揃っていない物件は、価格・流動性の面で差がつきやすくなる


という二極化の中に置かれます。

大事なのは、「新築が少ないから何となく安心」と思うことではなく、

自分の物件のポジション

価格レンジ別の買い手像

売却・賃貸・保有継続のそれぞれのシナリオ


を、数字と市況の両面から一度整理しておくことです。

供給が細るこれからの数年は、港区マンションオーナーにとって「持ち方・動き方」を見直すタイミングでもあります。どのタイミングで、どの出口を選ぶか。その判断をクリアにしておくことが、供給氷河期のなかで資産を守り、活かしていくための鍵になると考えられます。


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港区内のタワーマンション・高級レジデンス・ブランドマンションなど 1億〜20億クラスの区分マンションを中心に、 売却・購入・賃貸運用・管理のご相談をお受けしています。

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